夜勤もしなければいけない看護師さんや介護士さん、警備員さんのような方は、昼勤だけの時は良いけど、夜勤になると体調をすぐに崩してしまうことがありますよね。仕事上、不規則な生活リズムになるので体調が崩れてしまうのは仕方がないことなのでしょうか？でも、なんとかしたい！
体調をすぐに崩す原因とは？
私達が生命を維持するために、自分の意志とは関係なくカラダの機能を調整してくれる自律神経というものがあります。この自律神経は、昼間に活動しているときに働く交感神経と、夕方から夜にかけて休息やリラックス時に働きだす副交感神経という相反する2つの神経によって成り立っています。
本来、人間は昔から朝日と共に起きて、夜、暗くなったら眠るという生活を健康を維持していくために毎日、繰り返しています。しかし夜勤をすることで普通は眠っていて副交感神経が活発になる時間帯に、活動しているので交感神経が活発になってしまい、自律神経のバランスが崩れて、乱れてしまいます。
自律神経が乱れてしまうと、頭痛や肩こり、めまいや睡眠障害や、胃腸の働きの低下などの不調（病気）があちこちに発生します。検査を行っても特に臓器などにも異常が認められない状態です。
自律神経に効果のある食材
体調を崩す原因が夜勤の仕事であることが分かっても、生活していくためには仕事をしなければなりません。夜勤のない職場であったり、夜勤のない職業に替えるという選択肢もありますが、すぐに出来るかどうかは難しいところです。
まずは、自律神経の乱れを何とかすることが先決です。自律神経のバランスを良くするものの代表的なものとして、黒酢、にんにく、卵黄を挙げることができます。
【 黒酢 】
黒酢には豊富なアミノ酸が含まれています。アミノ酸は自律神経をバランス良く働かせるのに効果的な成分をたくさん含んでいます。まず、チロシンはノルアドレナリン（神経を興奮させる作用を持つホルモン）やドーパミン（快感からやる気を生みすホルモン）の原料となり、ストレスなどの疲れを軽減してくれます。
また、トリプトファンは、セロトニンの原料であり、そのセロトニンは、神経を興奮させる作用のノルアドレナリンや、気持ちを奮い立たせたりやる気を起こす作用のドーパミンの暴走を抑え、心を落ち着かせる作用があります。グリシンは、深く自然な眠りをもたらしてくれるので、翌朝、スッキリと目覚めるようにしてくれます。
残念なことに、アミノ酸は、脂肪のように体の中に蓄えておけないので、毎日、十分なアミノ酸を摂ってあげる必要があるのです。
【 にんにく 】
にんにくには、アリシンという成分が含まれており、アリシンはビタミンB1と結合してアリチアミンという成分に変化し、体内のエネルギーを作ることを促進します。自律神経が働くためにはたくさんのエネルギーを必要としているので、アリチアミンが自律神経を働かせるためのエネルギーをたくさん作り出すことで、自律神経の乱れを防ぐことができます。
【 卵黄 】
神経の情報伝達には欠かせないのがアセチルコリンという物質です。アセチルコリンが血液中に多く含まれていると自律神経のバランスも良い状態でいられます。ストレスがかかるとアセチルコリンが大量に消費されるので、どんどんアセチルコリンを増やす必要があります。
卵黄油に含まれる卵黄コリンは、アセチルコリンの原料となってどんどんアセチルコリンを増やしてくれます。アセチルコリンが増えることで自律神経の働きが活発になります。そうなることで、自律神経のバランスが良くなり、自律神経の乱れによるカラダの不調も改善されます。
効率よく自律神経のバランスを良くするには？
どうせ摂るなら、自律神経に効果のある黒酢もにんにくも、卵黄も、全部一緒に摂ってしまうのが一番効果的だと思いませんか？しかし、自分で黒酢、にんにく、卵黄といった食材を用意して毎日食べることは、大変です。
黒酢とにんにく、卵黄まで一緒になったサプリメントがあると便利だと思いませんか？日頃から飲むことで、疲労回復が早くなります。しかも自律神経の乱れの改善効果があるので、夜勤でも体調を崩しにくくなります。
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