半身浴(長風呂)やサウナは、入り方に注意!血液ドロドロになるかも?

半身浴(長風呂)やサウナは、健康に良いもので血液サラサラになるばかりだと思っていませんか? 入り方を間違えると、逆に血液ドロドロになってしまいますよ!

サウナって体に良いのではないですか?

半身浴(長風呂)やサウナは、間違いなく血液サラサラにしてくれると思っていました。半身浴やサウナは、カラダを芯から温めてくれるので、血管が拡張して血行が良くなるため、汗と一緒に老廃物を体外に出すことでデトックス効果を得ることが出来ます。

 

また、血流が良くなることで新陳代謝も上がってくるのでダイエット効果が出てきたり、お風呂でリラックスできるので、自律神経が整ってストレスも解消されやすかったり、疲労回復できたりもします。しかし、気をつけないと血液ドロドロになってしまうんですね。

 

お風呂は、血液ドロドロになりやすい!

半身浴(長風呂)やサウナなどのお風呂(入浴)は、思っている以上に汗として体の外に水分が出て行ってます。どの程度の水分が出ていくかというと、約40℃のお湯に10分程度入っていると、約500mlもの水分が出て行っているようです。

 

それって、すごく量の汗が出て行っているわけですが、お湯から出ている頭や顔の部分は汗をかいているという感覚がするのですが、体の大半がお湯につかっているので、そんなにたくさんの汗をかいていることに気がつきにくいということもあります。

 

気が付かないうちに、大量の汗として血液中の水分が出て行ったり、水圧により下半身が適度に圧迫されたり、血行が良くなって腎臓の働きも良くなることで利尿作用が働くと、血液中の水分が尿になることで一層、血液ドロドロになります。

 

おフロに入る時は、水分補給が必須

お風呂に入る時、特に半身浴(長風呂)やサウナなど、多量に汗をかくような場合には、入浴前入浴中、そして入浴後にも水分を補給することで、血液ドロドロを防ぐことが出来ます。

 

サウナに入ることは新しいキレイな水を補給しながら、老廃物や汚れを汗として排出して、体の内側からキレイにしていくというイメージでしょうか。水分を補給しないで汗ばかり排出していたら、血液もドロドロになりますよ!

 

半身浴で長い時間入浴するなら、入浴中の水分補給も重要です。大量の汗をかいた時は、水分と一緒にイオン(電解質)も出て行っているので、それらも一緒に補給する必要があります。飲み方も一気に飲むのではなく、ゆっくりと時間をかけて飲むのが良いようです。

 

汗を大量に出した時に、水だけを補給すると体液の濃度が薄まってしまうので、カラダは濃度を一定に保つために水を吸収しないで尿として排出しようとする働きがあります。これでは、不足した水分を補給できないので、体液に近いイオン濃度をもった飲み物、いわゆるスポーツドリンクが水分補給には最適であります。

 

アルコール(酒)を飲んでからの入浴は、ダメダメ

入浴をする血中の水分が不足して、血液ドロドロを招くことは、理解いただけたと思います。なので、半身浴やサウナに入る前に、余計に水分不足になるような事をしてから入るのは危険なんです。

 

アルコールを飲むと、アルコールと一緒に飲んだ水分と一緒に、体内にため込まれていた水分も排出するという利尿作用があります。そして、アルコールが肝臓で分解される過程で、アルコールがアセトアルデヒド(二日酔いの原因)になり、さらに酢酸に分解される時に水が必要となるため、利尿作用+アルコール分解でより多くの水分が使われてしまいます。

 

そんな、水分不足状態で普通に入浴するだけでも危険なのですが、半身浴(長風呂)やサウナなど大量に汗をかく前にアルコールを飲むのは、厳禁なんです。

 

とはいえ、お酒を飲んだ後に温泉に入るのがとても気持ち良いように、ついついアルコールを飲んでから入浴してしまいますが、注意が必要です。アルコールを抜くために入浴して汗をかくなんて、とっても危険な行動と言えます。

 

水分不足で入浴すると・・・

水分が不足したままで、半身浴(長風呂)やサウナなどのお風呂(入浴)は、血液中の水分不足から血液の粘度が高くなり、血液ドロドロの状態になります。血液ドロドロは、血管内に血栓を作りやすくなります。

 

全身を巡る血液によって血栓は血管が細くなった動脈硬化のある血管や毛細血管まで運ばれると、血管内で詰まってしまって、その先に血液を送ることが出来なくなります。血栓が詰まるのが、カラダの重要なパーツである脳や心臓付近だと命に係わることにつながります。

 

脳の周辺で詰まると脳梗塞、心臓の周辺で詰まると筋梗塞になるリスクが高いです。なので、お風呂のトラブルとして心筋梗塞脳梗塞が多いのは、ご存じのとおりです。

 

安全なサウナの入り方は

サウナの安全な入り方は、以下の通りです。参考にしてください。

→ 半身浴については、こちらを参考にして下さい。

・飲酒後は、入らないこと

・食後、約1~2時間は経過後に入る

・入浴前に水分を補給

・かけ湯で温めてから入る

・サウナは1回、10分程度で

・サウナ → 水風呂 を3セット程、繰り返す

・サウナの後は、水分補給

 

飲酒後は、入らないこと

血液ドロドロになりやすので、厳禁のこと

 

食後、約1~2時間は経過後に入る

食事の後は、胃腸の消化に集中して血液が使われるため、サウナにより体全体に血液が循環すると消化機能が低下してしまうため

 

入浴前に水分を補給

入浴中に血液ドロドロにならないようにするため

 

かけ湯で温めてから入る

すぐにサウナに入ると、急激な温度変化と圧力に、血管も収縮したりすると、一時的に血圧が上昇して危険なため

 

サウナは1回、10分程度で

サウナに長時間入ると、心臓に負担がかかったり、疲労回復どころか、よけいに疲労する場合がありますので、1回のサウナは、10分程度まで

 

サウナ → 水風呂 を3セット程、繰り返す

サウナ→水風呂→サウナ→水風呂→サウナ→水風呂と繰り返すことで、サウナ効果が高まります

 

サウナの後は、水分補給

冷えたビールといきたいところですが、サウナ直後は、水分補給したものが利尿作用により出てしまいます。スポーツドリンクのような体液に近いイオン濃度をもった飲み物を、ゆっくりと飲みましょう

 

水分不足以外でも血液ドロドロになります

血液の流れは主に、血液の細胞成分である、赤血球・白血球・血小板の性質の変化によって変わります。この赤血球・白血球・血小板の性質の変化によって、血液ドロドロになったり血液サラサラになったりする訳です。

 ・ 赤血球の変形する度合い(赤血球の膜が柔らかく、変形しやすいかどうか)

 ・ 白血球の粘着する度合い(白血球が活性酸素の酸化で傷つけられ、粘着しやすくなっているかどうか)

 ・ 血小板の凝集する度合い(血小板がくっつきやすい状態かどうか)

によって変わってきます。

それらの原因として考えられるのは、脱水状態で水分不足になる以外にも、食生活(高カロリー、食べ過ぎ)や生活習慣(飲酒、タバコ、ストレスなど)の乱れや、運動不足などで糖尿病や高血圧、脂質異常症(高脂血症)、高コレステロール・中性脂肪、メタボリックシンドロームなどになることがあげられます。

なので、水分不足の状態でなくても、すでに日常的に血液ドロドロ状態であれば、余計にサウナの入り方を間違えたことで水分不足になると、もっと血液ドロドロ度は増してしまいます。

 

普段から血液ドロドロが心配な方は、関連記事を参考にして下さい。

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