痛風(高尿酸値)がつらい!予防・治療のサプリはどれ?

「風が吹いても痛い」と言われる痛風。以前は、40代~50代男性に多い一種の贅沢病とされていましたが、
最近では、働き盛りの男性や20代の女性にも増えているそうです。
痛風は、一度発症したら一生付き合っていかなければならない病気です。他人事と思わず、痛風にならないための予防対策が大切です。

痛風 女性

痛風ってどんな病気?

痛風は『高尿酸血症』という病気が原因で起きます。
健康な人の体内では、1日に約600~700mgの尿酸が作られますが、腎臓からほぼ同じ量が排泄されることで、体内の尿酸は一定の量に保たれています。

 

しかし、尿酸が作られ過ぎたり、排泄がうまくできなくなったりすると、体内に尿酸が増え過ぎ、血液の中に溶けきれなくなってしまいます。余った尿酸は、徐々に結晶化して関節の膜の部分に沈着していき、急性関節炎を発症します。これがいわゆる『痛風』で、足の親指の関節やくるぶしなどに起きることが多く、赤く腫れて激しく痛むのが特徴です。

 

痛風は、初期の段階ならば2~3日で痛みが軽くなります。特に治療を受けなくても1~2週間で症状がおさまることもあり、何もせずに放置しておく人も多いようです。しかし、放置すると悪化して、死に至るような合併症を引き起こしてしまう可能性もあります。気になったら、早めに病院に行きましょう。

 

痛風を引き起こす生活習慣とは?

痛風を引き起こす原因は、7~8割が遺伝的な体質によると言われていますが、残りの2~3割は食生活や生活習慣が影響していると考えられています。

 

肥満

肥満指数(BMI)25以上の人の約7割は、高尿酸血症にかかっているというデータがあります。
大食い、早食い、不規則な食事などの肥満を招く食生活は、尿酸値を上げる要因になります。また、レバーや魚卵、干物など、プリン体の多い食品の摂り過ぎも、尿酸値を上昇させます。

 

アルコール

アルコールは、代謝されると尿酸が合成されてしまう上に、尿酸の排泄量を低下させる働きがあるので、結果として尿酸値を上げる原因になってしまいます。

 

ストレス

ストレスが長く続くと、自律神経や免疫機能、ホルモンバランスが乱れてしまいます。その結果、尿酸は腎臓から排泄されにくくなり、尿酸値が上昇すると考えられています。また、ストレスによる暴飲暴食、生活の乱れも尿酸値を上昇させる要因になります。

 

激しい運動

激しい運動をすると、エネルギーの消耗で尿酸が増えるほか、腎臓への血流量が減るために排泄機能が低下するので、尿酸値の上昇に繋がります。

 

尿酸値を上げる薬や健康食品

腎臓病や高血圧の薬の服用によって、尿酸値が上がる事があります。また、アンチエイジングで話題のDNA・RHAなどの『核酸』を大量に含んだ健康食品には、尿酸値を上げる働きがあります。

 

痛風と併発しやすい病気

高尿酸血症によって起きる病気は、痛風だけではありません。脳血管障害、虚血性心疾患、痛風腎、尿路結石、動脈硬化症、脂質異常症など、様々な合併症を引き起こすこともあります。

 

痛風腎

腎臓は、尿酸を濾過する働きがあるため、尿酸結晶がたくさんあると腎臓組織にも結晶が沈着してしまい、腎機能の低下を招きます。このような状態を『痛風腎』と言いますが、尿酸のコントロールがうまくできないと腎機能は益々低下し、最悪の場合は腎不全となって透析治療が必要となります。

 

尿路結石

尿路結石とは、尿の通り道に結石ができてしまう状態を言います。結石がある場所によって、腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石と言いますが、途中に引っかかったり詰まったりすると、七転八倒するような腹痛を起こします。

 

動脈硬化

最近の研究では、プリン体が分解される時にできる尿酸と活性酵素が、血管を老化させるということがわかってきました。そのため、尿酸値が高い状態を放っておくと、コレステロールや中性脂肪などの数値が悪くなくても、動脈硬化が進行し、心筋梗塞になる恐れがあります。

 

尿酸値を下げる食べ物(食事)

尿酸値を下げるためには、アルカリ性の食品を摂ると効果的です。アルカリ性の食品は、尿酸のもととなるプリン体が少ないだけでなく、尿をアルカリ性にする効果があります。尿酸は酸性なのでアルカリ性に溶けやすく、排出されやすくなることで尿酸値を下げてくれます。

 

代表的なアルカリ性の食品には、ほうれん草やかぼちゃなどの緑黄色野菜、ワカメなどの海藻類、じゃが芋やさつま芋などの芋類があります。普段の食事から意識して摂るようにしましょう。

 

痛風を予防・治療するサプリ

尿酸値を下げるためのアルカリ性の食品はもちろんですが、それだけでは効果は弱いので痛風(高尿酸値)を改善するサプリメントも一緒に併用することが効果的です。

 

◆ 黒酢にんにく ◆

尿酸を体外に排出しやすくするものとして、『黒酢にんにく』があります。
黒酢には『クエン酸』が豊富に含まれていて、尿をアルカリ性に保つ働きがあります。尿がアルカリ性になると尿酸は排出されやすくなり、尿酸値を下げるのに効果的です。

 

そして、にんにくを加熱すると『アホエン』という成分が生まれます。このアホエンには、コレステロールの正常化、血液サラサラ効果、ガン予防、免疫力アップなどの効果があります。血液がサラサラになると、血液中に含まれる尿酸もスムーズに流れて体外に排出されやすくなり、尿酸値の低下に繋がります。

 

しかし、普通のにんにくは加熱しないとアホエンは生まれません。黒にんにくは既に加熱している状態ですから、はじめから普通のにんにくの数倍の『アホエン』が含まれています。

 

様々な効果効能で知られる黒酢にんにくですが、痛風予防の効果はあまり知られていないかもしれません。私が愛用しているのは『三黒の美酢』(さんごくのみず)というサプリです。このサプリは、尿酸値を下げる効果がある『黒にんにく』や『黒酢』を配合した最強のサプリメントと言えます。

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