血液ドロドロなのが気になります。血液サラサラにするのにサラサラ成分のDHAを摂るのが良いと聞いたけど、そんなに魚好きでもないので、できるだけ効率的にDHAを摂りたいけれど、どのように魚を摂るのが一番なの?
血液ドロドロにサヨナラ
血液サラサラにする食材と言えば、青魚に代表される2つの成分であるDHAやEPAです。昔から日本人になじみ深いと言われる食材の青魚に含まれる不飽和脂肪酸と呼ばれるサラサラ成分DHAとEPAが、血液の老化防止に役立っています。
【 DHA 】(ドコサヘキサエン酸)
しなやかな血管をつくるDHAとよばれ、血管と血液をしなやかに保ち、悪玉コレステロールと中性脂肪を減らします。
【 EPA 】(エイコサペンタエン酸)
EPAの特徴ですが主に血中の脂質バランスを改善して、血液サラサラに貢献しています。
主にDHAがしなやかな血管とそこを通過する柔らかい赤血球を作り、EPAが固まりにくい血小板(血栓防止)を作り出しています。
DHAやEPAは、摂ってるつもりでも不足しがち
青魚のDHAやEPAがカラダに良いと注目されてきてはいるのですが、実際にDHAとEPAを豊富に含む青魚の年間消費量は、ここ15年間で約30%も減少しています。
厚生労働省は、国民の健康の維持・増進などを目的とした『日本人の食事摂取基準』においてDHA・EPA(オメガ3脂肪酸)を1日で1,000mgの摂取を推奨しているのですが、まったく足りていません。
10代~20代では、1,000mgの1/5以下、30代~40代でも1/3以下という非常に少ない摂取量となっています。
一番効率よく魚からDHA・EPAを摂るには
DHAやEPAは魚の脂身に多く含まれるので脂の乗った時期、つまり旬のものを選ぶと少しの魚の量でたくさんのDHA・EPAを摂ることができます。魚の中でもDHAの含有量が多いと言われるマグロでもトロと赤みでは約26倍もトロが多かったり、カツオだと春の初カツオと秋の戻りカツオでは、約11倍も戻りカツオが多いという現象が起きます。
調理のし方でも、生の刺し身が一番で、焼き魚にすると生に比べて約20%の減少、衣をつけて揚げると約50%も減少してしまうのです。
さらにDHA・EPAは、体内で酸化しやすいという弱点があります。酸化してしまうと、体内で過酸化脂質となって組織の老化を加速させ、様々な病気の発症につながる恐れがあります。
DHAの一番配合量の多いのは、本マグロのトロ、南マグロのトロ、大西洋サバ、ブリ(冬獲れ)、サンマ(秋)、キンキと続きますが、その魚の一番脂の乗った旬に、刺し身にしてさっと食べてしまうことです。
1日1,000mgのDHA+EPAは可能?
毎日の食事で、1日1,000mgのDHA+EPAを魚だけで摂るのは難しいと考えられます。よっぽど魚が好きな人でも、毎日刺し身は難しいと思われますし、それなりにお金もかかります。やはり、食材の魚だけでなくDHAやEPAを多く含むサプリメントを併用するのが賢いと思われます。
1日の必要量の半分の500mgのDHA+EPAが摂れて、しかも酸化しにくく、カラダへの吸収率も高い、そんなDHAのサプリメントがあるんです!これを活用しないなんてないでしょう。