納豆のネバネバ成分のナットウキナーゼは、強力な血液サラサラ効果があると言われています。納豆が好きな人も嫌いな人もニオイや味を気にすることなく、効果的にナットウキナーゼ成分を摂るにはやっぱり、サプリを使うことだったんですね!
ナットウキナーゼの4大効果
納豆のネバネバ成分に含まれる酵素のナットウキナーゼには、健康に良い効果がたくさんあります。その中でも代表的な4つの効果をあげると
・血栓を溶かして血液の流れをサラサラにする ・血中のコレステロール値の上昇を抑える ・抗菌、抗酸化作用 ・便秘の解消(整腸作用) |
になります。
血栓を溶かして血液の流れをサラサラにする
ナットウキナーゼとは、納豆菌が作り出すタンパク質を分解する酵素の一つなんです。ナットウキナーゼは、腸内にある血栓融解酵素(血栓を溶かす酵素)を刺激して活性化させて、血栓を作りにくくしたり、ナットウキナーゼ自身が、血栓の主成分であるフィブリン(血液の凝固に関わるタンパク質)に直接働きかけて、血栓を分解(溶解)する作用もあります。
さらに、ナットウキナーゼには血栓を溶けにくくする血栓溶解阻害物質を分解する作用もあるので、血栓を溶解する力を増強する働きがあることがわかってきています。
血液サラサラにする成分を持った食材は色々ありますが、そのほとんどが、血液が固まるのをあらかじめ抑えるタイプのもので、ナットウキナーゼのように出来上がった血栓までを溶かすというタイプの食材はありません。
このようにナットウキナーゼは、血液サラサラ効果により血栓を溶かして血流を良くするので、血栓症や動脈硬化、心筋梗塞などの予防をすることが出来ます。
血中のコレステロール値の上昇を抑える
ナットウキナーゼには、血液中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を少なくする働きと、同時に血液中にある善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やす働きがあります。
中性脂肪を増やす悪玉コレステロールが減って、中性脂肪を減らす善玉コレステロールが増えることで、血中コレステロール値の上昇を抑え、糖尿病や高血圧や脳梗塞を防ぐのに効果があります。
抗菌、抗酸化作用
糖尿病や高血圧などの生活習慣病のほとんどの原因が、活性酸素と言われています。その活性酸素の発生を抑える抗酸化作用が注目されています。ナットウキナーゼには、活性酸素の発生を防ぐ抗酸化作用を持つ成分が含まれています。
また、活性酸素は体内だけでなく、カラダの表面の肌のシミやソバカス、肌荒れ、髪のぱさつきと言った肌や髪などの老化にも直接影響しているので、ナットウキナーゼの抗酸化作用は、美容にとっても欠かせない作用と言えます。
便秘の解消(整腸作用)
ナットウキナーゼは、腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を減らす働きをするので、これが整腸作用につながります。悪玉菌が多いと、悪玉菌の作り出す有害物質によって腸は麻痺させられて、腸のぜん動運動(ウンチを腸から肛門まで運ぶ動き)が低下します。
腸の排便の働き(腸のぜん動運動)が正常に機能しないと、ウンチを肛門まで運べないので腸内に残ったままになります。つまり、これが便秘の状態です。腸内に悪玉菌が少ないと、悪玉菌の作る有害物質が少なく、腸が健康な状態に保たれると、結果的に便秘を解消して整腸作用になるためです。
納豆そのものより、良いもの
ナットウキナーゼの1日に推奨される量としては、約2,000FUだと言われています。納豆を1パック(約50g)食べても、含まれるナットウキナーゼの量は、1,500FUのナットウキナーゼ活性があります。納豆によっては、これより少ないものもあったり、古くなるとナットウキナーゼ活性が低下するものもあります。
また、納豆をそのまま食べると、胃酸により影響を受けてナットウキナーゼの摂取量も減るため、効率よく摂取するには工夫が必要です。
その他、納豆には、ビタミンK2といって血液を固まらせる作用をもった成分も含まれているので、納豆そのものを摂るよりナットウキナーゼを取り出して胃酸の影響を受けにくいカプセルに詰め込んだサプリメントとして摂るのが効果的です。サプリメントなら納豆のニオイや味を感じることもなく手軽に摂ることが可能になります。
ナットウキナーゼは、それだけでも血液サラサラ効果に優れているのですが、DHA・EPAなどと非常に相性が良いです。ナットウキナーゼ + DHA・EPAの相乗効果が期待できます。サプリだとこのように違う2つの成分を両方共配合することが可能なのです。