ヨーグルトの乳酸菌が血液サラサラにしてくれるって本当?!

ヨーグルトの乳酸菌は、腸内環境を整えて腸の働きを正常にして、便秘や肌荒れ、アレルギー症状の改善などしてくれるのは知っていたけど、血液サラサラにまでしてくれる働きがあるって知ってました?

ヨーグルトの乳酸菌が血液サラサラにする理由

ヨーグルトの乳酸菌には、次の2つの機能があって血液サラサラにしてくれます。乳酸菌は、腸内環境を整え便秘や下痢などの便通の改善、免疫力のアップ、アレルギー症状(アトピー、花粉症など)の緩和、肌荒れやうつ病の改善など、健康や美容の維持に効果があるだけじゃなく、血液サラサラにまでしてくれるんですね。

・コレステロール値を低下
・血液を汚す悪玉菌を減らす

 

乳酸菌がコレステロールを下げる

乳酸菌は、コレステロール値を下げてくれるのですが、腸内の余分なLDLコレステロール(悪玉コレステロール)だけを排出してくれます。と言うのは、通常のコレステロール値の場合は排出しないで、コレステロール値が高くなった時だけ排出するという、コレステロール値の調整機能を持っています。

 

どのように排出するかというと、乳酸菌の表面には粘性のあるネバネバした物質があるのですが、腸がコレステロールを吸収する前に、そのネバネバ物質で腸内の余分なコレステロールを吸着し、ウンチと一緒に体外へ排出するのです。

 

さらに乳酸菌には、腸内で胆汁酸を吸着してウンチと一緒に排出する働きも持っています。胆汁酸が排出されて不足すると、胆のうで肝臓内のコレステロールを原料として胆汁酸を作る働きが活発になるので、コレステロールの消費量が増えるため、体内のコレステロール値が下がるのです。

 

コレステロール値が低くなると血液の粘度が低くなるので、血流サラサラの状態になるという訳です。

 

乳酸菌が血液をキレイにする

ヨーグルトを食べることで、生きたままの乳酸菌が腸までたどり着くと、腸内の悪玉菌を減らす働きをします。悪玉菌は、有害物質を作り出して腸をマヒさせて腸の働きを弱めます。腸の働きが弱いと、腸のぜん動運動というウンチを腸から肛門へ運ぶ動きが少なくなってしまいます。

 

この動きが弱まるとウンチをスムーズに排出することができなくなり、いつまでも腸の中にウンチが残った状態、つまり便秘になるのです。ウンチはカラダに不要な老廃物や有害物質を、一緒に排出する役割を持っているのですが、便秘だと外に出すことが出来ません。

 

そうしているうちに、腸が有害物質を吸収してしまうのです。吸収された有害物質は、血液に混ざって全身へと流れるので、血液は有害物質で汚れてしまいます。

血液に有害物質が混ざると、これを退治するために白血球の動きが活発になります。白血球は血球の中でも最も大きい成分なので、活動が活発になると血液の粘度が高くなります。こうなると白血球同士もくっつきやすくなったり、血管壁にもくっつきやすくなるので血液ドロドロの状態になります。

 

乳酸菌は、悪玉菌を減らして悪玉菌の作る有害物質を少なくして血液が有害物質で汚れにくくするので、結果として血液ドロドロになるのを食い止めて、血液サラサラの状態を保ちます。

 

もっと強力に血液サラサラにするなら

健康診断の結果などで、LDL(悪玉)コレステロールの値が高いようであれば、血液ドロドロの可能性が高く、血管は硬くなって血栓が詰まりやすい状態です。今は症状が出ていなくても、今後、動脈硬化の可能性が高いでしょう。

 

総コレステロールやLDL(悪玉)コレステロールの値が基準値を少し超えている程度であれば、乳酸菌で対応できるのですが、もっと大きく基準値を超えている場合は、もっと強力な血液サラサラ成分である青魚に含まれるDHA・EPA納豆に含まれるナットウキナーゼを摂ることで血液サラサラを目指すのが確実です。

 青魚や納豆の臭いや味が苦手な方でもOKな血液サラサラ法は、こちら