しじみの血液さらさら効果を調べました。
しじみには色々な薬効がありますが、血液サラサラにする成分を中心にまとめてみました。
しじみに含まれる成分のうち『タウリン』と『アミノ酸』が、血液サラサラ効果に関与しています。
●タウリン
タウリンは、イオウ化合物とアミノ酸とが反応してできる含硫(がんりゅう)アミノ酸の一種で、肝臓全体のサポートをすることで、血液サラサラの効果があります。
★血液中のコレステロール抑制作用
タウリンには肝臓から胆汁酸の分泌を促進する働きがあります。胆汁には脂肪を分解し、血中のコレステロール値を下げる効果があり、血液をサラサラにして動脈効果の予防にもなります。
★肝機能の向上
タウリンは肝細胞を修復したり、肝臓の持つ解毒サイクルを助けたり、アルコール分解を助けて肝臓の負担を軽減することで、肝臓の機能の向上させることが、主な効果として挙げることが出来ます。
この肝機能の向上は、肝臓の持つ血液浄化作用を助けるということになるので、結果的に血液サラサラの働きをしていることにつながります。
★抗酸化作用
タウリンには抗酸化作用もあります。抗酸化作用は、細胞を傷つけて血液の流れを悪くする活性酸素から、細胞を守り、血液をサラサラにしてくれます。
●オルニチン
オルニチンは、塩基性アミノ酸の一種で、主に、肝臓のアルコール分解のサポートをすることで、血液サラサラの効果があります。
オルニチンは遊離アミノ酸として、血液中に溶け込んで体中をめぐり、肝臓でアルコールの生成するアセトアルデヒドという有毒成分を分解し無毒にして、肝臓の働きをサポートします。
オルニチンは、タウリン同様、肝臓の機能を助けることで、血液浄化作用が正常に働き、結果として血液サラサラの効果を生みます。
★効率的にオルニチンを摂るには
オルニチンは、特に『しじみ』に多く含まれています。
しじみを生から、そのまま調理するよりも、冷凍しておいてから調理することで、オルニチンの量を7~8倍ほど増加することが出来ます。
しじみには、肝臓の機能を助けることで、間接的ではありますが、血液をサラサラにする成分がこのようにたくさん含まれています。
『しじみ』に、『にんにく』をプラスして、血液サラサラ成分を組み合わせたサプリメントもあります。
飲酒の機会が多く、二日酔いに悩まされる方には、しじみを摂る習慣をもつことが、一番の健康法と言えるでしょう。
しかし、毎日、料理で摂るのは大変なので、サプリメントで摂るのが一番です。