血栓というと血管を詰まらせる悪いイメージがあるのですが、本来、血栓とは血管の損傷が起きた時に、血管を修復するために血液などが固まって役目を果たし、その後は溶けて無くなるものです。しかし、血液ドロドロだと、血栓は溶けてなくなるどころか大きくなって、どこかの細い血管を詰まらせてしまうことがあるので嫌われてしまうのです。
血栓の発生する原因は？
まず、血液がドロドロになると血管を傷つけやすくなります。例えば、糖尿病や脂質異常症（高脂血症）などの病気になると血液ドロドロで粘性を持つため血管を傷つけ、その血管を修復するために血栓が作られやすくなります。
そして、血栓ができてしまうと今度は、血液ドロドロのために血栓を溶かす作用が低下してしまい、血管壁に張り付いたままの血栓は、いつまでもそこに張り付いていることで血流を悪くしたり、血管壁からはがれたとしても溶けていないので、カタマリのまま流れてしまうと細い血管を塞いでしまうことになります。
血液ドロドロが血栓を悪くする
本来、血栓は傷つけられた血管を塞いで修復するという身体を守るために働くものですが、血液ドロドロの状態が役目を終えた血栓が溶けてなくなることを邪魔してしまうので、逆に身体に悪影響を及ぼすことになってしまうのです。
血液ドロドロが引き金となって、血栓を作りやすくして、その血栓を溶かしにくくして、血管をつまらせ動脈硬化を引き起こしてしまう諸悪の根源なのです。
血液ドロドロを解消すると
血液ドロドロを改善して血液サラサラになると、血液によって血管を傷つけることもなくなり、例え血管を修復するために血栓ができても、役目を終えると溶けてなくなるため、血栓が詰まることを心配するリスクが低くなります。
血液サラサラになることで、体の端の毛細血管まで血液が入り込むことができ、血液が全身の隅々まで行き渡ることで、各細胞に酸素や栄養分を届けたり、老廃物を回収して、細胞を元気にすることができます。新陳代謝がよくなり、高血圧の予防、ダイエット効果の他に、体がだるさ、疲れが取れない、手足が冷える、頭痛、めまい感、肩こり等を解消することができます。
