つらい生理痛を緩和! 痛みを和らげる食べ物と悪化させる食べ物

体を冷やしてしまう食べ物は、血行を悪くして生理痛を悪化せてしまいます。血行を促進して、身体を内側から温める食品を摂ることで、生理痛の緩和に繋げることができます。

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生理痛の原因

 『生理痛』は、何らかの病気が原因で症状が出るものを除くと、『プロスタグランジン』の過剰分泌や、身体の冷え・ストレスなどによる血行不良が原因とされています。

 

この『プロスタグランジン』とは、生理周期に合わせて子宮内膜から分泌される女性ホルモンで、子宮の収縮を促して経血を体外へと押し出す役割があります。しかしこの『プロスタグランジン』には、痛みを感じやすくさせる作用や炎症を引き起こす作用もありますので、過剰分泌すると頭痛や腰痛、倦怠感、吐き気などの生理痛の症状を引き起こします。 

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生理痛を予防・緩和するためには?

 生理痛を予防・緩和するためには、子宮を柔軟な状態に保つこと、身体を温めて血行を良くすることの2点を、日頃から意識して過ごすことが大切です。子宮を収縮させる『プロスタグランジン』が過剰分泌される原因は、主に冷えとストレスです。身体を冷やすものはできるだけ排除し、温めるものを積極的に取り入れましょう。

 

また、冷え性やストレスを改善するためには、軽い運動が効果的です。動けないほど辛い時はともかく、普段から体を動かすことを習慣づけましょう。ストレッチや骨盤まわしなどの運動をすると、腰回りや子宮周辺の筋肉が柔らかくなり、血行の改善にも繋がります。

 

ただし、生理痛をすぐに和らげたい場合には、鎮痛薬を使用しましょう。鎮痛剤に頼らない方法を実践しながら、必要な時には我慢せずに市販薬も利用しましょう。

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生理痛を予防・緩和する食べ物

 日頃から、冷えやストレスを緩和する食べ物を摂取することで、生理痛を軽減させることが可能です。

 

大豆製品

豆腐や納豆などの大豆製品に含まれる『イソフラボン』には、『エストロゲン(女性ホルモン)』を活発にする働きがあり、生理痛が緩和されます。ただし、『エストロゲン』が必要以上に分泌されると、生理痛を悪化させることがあります。1日の摂取上限である70~75mgを超えないようにしましょう。

 

青魚

イワシなどの青魚に含まれる『DHA』や『EPA』には、子宮の過剰な収縮を抑える効果があるだけでなく、血液をサラサラにして血行を促進する働きもあります。

 

グレープフルーツ

グレープフルーツに含まれる『クエン酸』には、血液をサラサラにして血行を良くする作用があります。1日に半分から1個、できれば常温の状態で食べましょう。

 

プルーン

プルーンに含まれる『鉄分』は貧血を予防します。また、幸せホルモン『セロトニン』の合成作用があるため、ストレス解消に効果的です。

 

アーモンド

アーモンドに含まれる『ビタミンE』には、女性ホルモンのバランスを整えたり、血行を良くする働きがあります。また、子宮の収縮を緩める働きがある『マグネシウム』や『ミネラル』も豊富です。

 

生姜

生姜には身体を温める効果以外にも、生で食べると『プロスタグランジン』の分泌を抑制し、鎮痛効果があるとされています。

 

生理痛を悪化させる食べ物

身体を冷やしたり、血行を悪くする食べ物を摂取すると、生理痛を悪化させることがあります。ただし、同じ食べ物でも、加熱したり、発酵・乾燥させることで、身体を温める効果を持つようになるものもあります。

 

コーヒー

コーヒーに含まれる『カフェイン』には体を冷やす作用があり、子宮や卵巣周りの血行が悪くなります。また、交感神経を刺激するので、飲み過ぎるとストレスの原因になってしまいます。

 

チョコレート

チョコレートに含まれる『チラミン』には、血管や子宮を収縮させる作用があります。また、『カフェイン』や『白砂糖』も多く含まれているので、生理痛を悪化させてしまいます。

 

白砂糖

精製された白砂糖を摂ると、『ビタミン』や『ミネラル』の吸収を妨げるほか、体を冷やす働きがあります。白砂糖の代わりにハチミツや黒糖を使うと、体を温める効果があります。

 

乳製品・肉類

乳製品や肉類などの動物性たんぱく質は、『プロスタグランジン』の過剰分泌の原因となります。

 

アイスクリーム

身体を冷やすことが良くないので、アイスクリームなどの冷たい食べ物はできるだけ控えましょう。

 

サプリメントの併用

生理痛の原因である『プロスタグランジン』の過剰分泌を抑えて、ホルモンバランスを正常にする働きがあるのが『DHA』『EPA』を含む『オメガ3脂肪酸』です。これは体内で合成できないため、食べ物から摂るしかありません。また、『DHA』『EPA』には、血液をサラサラにして血行を促進したり、血管を若返らせる効果もあります。

 

したがって、『DHA』『EPA』は、生理痛の緩和に極めて有効な成分だということができます。しかし、『オメガ3脂肪酸』は油なので、食事から摂取しようとすると脂質過剰になりがちです。しかし、これらが配合されたサプリメントなら、有効成分だけを摂り入れることが可能となり、毎日気軽に摂ることができます。

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生理痛は、日々の食生活で症状を軽減することも可能です。生理痛を緩和する食材をバランスよく食べ、悪化させる食べ物はストレスが溜らない程度に控えるということを心掛けて、生理痛を改善していきましょう!