黒酢にんにくに名前がよく似ているけど違いがイマイチよくわからないにんにく卵黄っていうのがあります。コマーシャルなどでもよく聞くんですが、どういう違いかきちんと理解している人はどれくらいいるのでしょうか?よくわからないなら、どっちも入ったものを買うのが一番かもしれませんね!
黒酢にんにくと、にんにく卵黄の違いは?
『黒酢にんにく』と『にんにく卵黄』は、良く似ていて違いがわかりにくいのですが、どこが違うの?とか、どちらがカラダにより良いのと思われている方はたくさんいるのではないでしょうか。
ちょっと整理していみましょう。今、黒酢、にんにく、卵黄という3つの成分がでてきましたが、それぞれの働きについて見てみましょう。
【 黒酢 】
黒酢はアミノ酸(必須アミノ酸8種+非必須アミノ酸9種程度)やクエン酸、ビタミン、ミネラルなどをとっても豊富に含んでいます。その黒酢に含まれるアミノ酸は、普通の酢の10倍以上と豊富に入っていて、この色々なアミノ酸が健康と美容に幅広く働きかけるのです。
★黒酢の効果★
・疲労回復、深い睡眠、目覚めを改善 ・血液をサラサラにして血流改善 ・血圧低下 ~高血圧予防~ ・血糖値の上昇を抑制(糖尿病・肥満予防) ・美肌効果、アンチエイジング ・内臓脂肪の減少(肥満防止) など |
【 にんにく 】
にんにくの有効成分の中心は、アリシンというにんにく特有のニオイ成分です。アリシンは、ビタミンB1と結合しやすく、アリチアミンと言われる化合物に変化して、より体内への吸収力が高まるため、疲労回復や新陳代謝を活発にします。
また、にんにくに含まれるアリシンや、その他の硫化アリル類には殺菌作用や解毒酵素の働きを助ける作用や、免疫力を高めるポリフェノールも含まれるため、ウィルスや細菌を撃退して、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防にも効果的です。
★にんにくの効果★
・疲労回復・滋養強壮 ・血液サラサラ(血流促進)効果 ・コレステロール値を下げる効果 ・高血圧の予防・改善効果 ・冷え性の改善効果 ・アンチエイジング(老化防止)の効果 など |
【 卵黄 】
卵黄にはレシチンというリン脂質があります。このレシチンは、油分と水分を結びつけてくっつける乳化作用により、脂肪を微細に分解したり、脂肪を固まらせないなどの働きをするので、血管内にたまった余分な中性脂肪を溶解して、コレステロールや老廃物を溶かして排泄します。
また、卵黄にはビオチンという、ビタミンB群に分類される水溶性ビタミンがあります。このビオチンはタンパク質(コラーゲン)の生成に関わり、肌や髪の健康を正常に保つ働きや、抗炎症物質を生成してアレルギー症状やアトピー性皮膚炎などを緩和する作用もあります。
★卵黄の効果★
・血液をサラサラでキレイにする ・血管内の余分なコレステロールを排出 ・アレルギー症状の緩和 ・脳機能改善への効果(記憶力や学習能力を高めたり、アルツハイマー病や認知症を予防) ・脂肪の代謝を良くして、脂肪の体内への蓄積を防止 など |
黒酢・にんにく・卵黄を組み合わせると
・『黒酢+にんにく』の組合せは → 黒酢にもにんにくにも、血液をサラサラにする成分があり、ダブルで血液をキレイにして血流を良くします。キレイな血液がカラダの隅々まで届くようになり、全身の様々な不調が改善されることを期待出来ます。
・『にんにく+卵黄』の組合せは → にんにくのアリシンと卵黄のビタミンB1と結合することで、代謝を活発にして疲労回復につながります。また、にんにくのアリシンと、卵黄のレシチンが結合することで、脂質アリシンになり、カラダの老化を防ぐアンチエイジングの働きがあります。
どちらもカラダの健康や美容に良い組み合わせと言えますが、あえて違いをあげるとすれば、
黒酢+にんにくは、カラダ全体の健康体質をしたい方向けで、
にんにく+卵黄は、健康維持もそうですが、お肌や髪などの美容に良い物と考える人向けです。
ならば、どちらも摂れば?
それならば、黒酢もにんにくも卵黄もすべて入ったものにするのが一番だと思いませんか? さらにそれにプラスして青魚のDHA・EPAまで含んだというスゴイものがあるんです。