DHA・EPAは、脂肪肝や肝臓まで働くんですか?

血管や血液を若々しく保って、血液サラサラ効果の高いDHAEPAなんですが、さらに脂肪肝肝臓にまで働きかけて健康を維持するようにしてくれます。

DHA・EPAが肝臓にやさしい理由

美味しいものを食べたり飲んだりするのは、とても幸せなことです。ついつい、高カロリーな食事やアルコールを摂りすぎる食生活になりやすいものです。しかも運動不足なんですね。

 

このような生活を続けていたら中性脂肪コレステロールが高くなるのは、当たり前のことです。野菜中心で規則正しい食生活や適度に運動することが重要なんですが、DHA・EPAが肝臓の働きを助けたり、肝脂肪になりにくくしてくれるようなんです。

 

DHAやEPAは、肝臓に中性脂肪を蓄積しにくくしたり、肝臓での中性脂肪の合成を抑制したり、体に蓄積された脂肪分や、血液中の中性脂肪を分解する働きがあり、摂り過ぎた不要な中性脂肪だけを減らしてくれるのです。

 

食べた脂肪分は小腸で吸収され、中性脂肪となってリンパ管を通って肝臓へたどり着きます。肝臓は取り込んだ中性脂肪を体内で使える形に変えて貯蔵し、必要になるとエネルギー源として供給するという働きをしています。したがって中性脂肪を減らすことで、肝臓の負担を軽くしているのです。

 

DHA・EPAは肝臓がんにも有効

肝臓は、『沈黙の臓器』と呼ばれる程、自覚症状を感じないままに病気が進行していく臓器です。知らない間に病気が進んで、気がついたら肝臓がんが発病していた、なんてこともよくあることです。

 

最近では、DHAやEPAが、肝臓ガンの発生を抑える働きを持っていることが調査によって分かりました。2012年6月、国立がん研究センターの調査では、青魚やウナギなどをよく食べている人は、あまり食べない人に比べると、肝臓がんになるリスクが約36%程度下がるという研究結果が発表されています。

 

青魚は、DHA・EPA(オメガ3系の不飽和脂肪酸)を多く含み、DHAなどの不飽和脂肪酸は抗炎症作用があり、慢性肝炎が肝臓がんに移行するのを防いでいるために、肝臓がんになるリスクを下げていると考えられています。

 

DHA・EPAはどうやって摂るのが良い?

DHA・EPAは人の体内では作ることが出来ません。食べることで摂取するしかありません。しかも、体内に蓄積しておくことができないため、毎日必要量をきちんと摂る必要があります。

 

青魚を毎日、調理して食べることは、いくら魚好きの人でも難しいことです。基本的には料理を食べることでDHA・EPAを摂ることが一番ですが、魚を食べない日には、補助的にサプリメントなどを活用するのが良いと思います。

 DHA・EPAを摂る方法で一番効果的なのは、どれ?