もう一つの血液ドロドロにする原因となる腸漏れとは?

肉類に偏った食事を続けていると、悪玉コレステロールや中性脂肪の値が高くなって、血液ドロドロを招くことになりますが、腸内環境が悪化して小腸に穴があいてしまい知らない間に腸漏れリーキーガット)してる可能性が高いです。腸漏れも血液をドロドロにしてしまいます。

腸漏れとは?

 

小腸に何らかの原因で炎症が起きて、腸壁に穴があいてしまう状態です。小腸の腸壁は、小腸で栄養分が分解されて分子が小さくなったものしか通さないようにフィルター機能が働いているのですが、穴があいていると通常は通さない大きな分子のものも通過させてしまいます。

 

そして、小腸の腸壁の粘膜は、健康に害を及ぼす物は吸収しないようなフィルターの役割も持っているので、本来は、老廃物や毒素の侵入をシャットアウトしています。

 

しかし、腸内の慢性炎症から腸壁に穴があいてしまうと、そこから毒素などが入り込んで血液に混ざってしまいます。この腸もれの状態をリーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)と言います。

 

血液に老廃物や毒素が入り込んで全身に流れていくと、その毒素に細胞や各臓器が悪影響を受けて働きが低下してしまうのです。しかも腸もれしていても、小腸の穴のあいた部分から痛みが出るわけでもなく、自覚症状がないので危険です。

 

腸漏れの原因

 

腸漏れ(小腸の腸壁が炎症を起こして穴があく)原因は、以下のように食生活の乱れ、生活習慣の乱れ、ストレス、飲みすぎなどが挙げられます。

・食生活の乱れ(肉類やファストフード、インスタント食品などに偏った食事)
・生活習慣の乱れ(不規則な食事の摂取、睡眠不足、運動不足など)
・ストレスの多い環境(会社、家庭、人間関係など)
・お酒(アルコール)の飲みすぎ など

まさしく悪玉コレステロールが増えたり、中性脂肪が高くなる原因と同じです。腸漏れは、腸内環境が悪化することで起きます。

 

なのでウンチをした後のトイレが臭いとか、オナラがすごく臭いとか、ウンチが黒っぽい状態になっていて、原因のわからない体調不調があれば、それは腸漏れが原因なのかも知れません。

 

腸漏れからくる症状

 

腸漏れ(リーキーガット)が引き起こす症状は色々あります。腸漏れして血液が汚れると血液ドロドロにもなります。また、腸漏れを引き起こす原因は、悪玉コレステロールや中性脂肪を増やす原因ともなるため、余計に血液ドロドロになりやすいです。

 

脳梗塞や糖尿病は、血液ドロドロからも発症するので、腸漏れ血液ドロドロの両方で病気を悪化させないようにする必要があります。

・糖尿病
・脳梗塞
・慢性の便通異常(便秘や下痢、過敏性腸症候群など)
・食物アレルギー、花粉症
・太りやすい(肥満)
・アトピー、じんましんなどの皮膚疾患
・喘息などの呼吸器疾患
・慢性の筋肉痛や関節痛
・うつ病、統合失調症、不眠症など精神的な病気  など

 

腸漏れから糖尿病になって、それから脳梗塞にまでなった方もいます。

通常はインスリンの作用(使いきれなかった糖を脂肪に変えて蓄える働き)によって、血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)は、ほぼ一定の値に保たれるのですが、腸漏れによってインスリンの働きが悪くなって糖尿病が引き起こされるのです。

 

腸内細菌は、LPSと呼ばれる腸内細菌脂質及び多糖から構成される物質(糖脂質)である毒素を作り出しますが、腸漏れを起こしていると、血液に混ざって全身の血管を炎症状態にしてしまいます。

 

この炎症状態になった血管の周辺では、インスリンの働きが低下してしまうので、糖尿病を引き起こしやすくなってしまいます。糖尿病になると、慢性的に高血糖が続きます。

 

そして高血糖が続くと、血管がもろくボロボロになり、太い血管(大血管)も、内側にさまざまな物質が沈着して厚く、硬くなると血管の内側が細くなり、その部分が詰まりやすく動脈硬化などの原因となります。

 

この動脈硬化が、脳で起こることで脳梗塞という命にかかわる病気にまで発展していくのです。

 

腸漏れは、誰でも起きやすい

 

原因がよくわからないけれど、体の不調を感じている人の血液中に含まれるの毒素の量を計ったところ、多くの人は血液が汚れている(= 腸漏れをしている)という調査結果があります。

 

このように、不調を感じる人の多くが腸漏れをしているということは、誰でも知らず知らずのうちに腸漏れが起きる可能性が高いということです。

 

腸漏れによって血液に含まれる毒素の量が増えて、血液に混ざった毒素が全身の細胞や臓器に行き渡ると、体や臓器の働きが低下して不調病気の症状が出てくることは容易に想像できます。

 

小腸の修復には黒酢が良い

 

小腸にできた穴を修復して、炎症を緩和していくには、腸内環境を改善する必要があります。腸漏れ(リーキーガット症候群)の対策としては、まずは、腸漏れを起こした原因を取り除くことです。

 

食生活や生活習慣の改善ということになります。野菜中心の和食をメインとしたバランスの良い食事、規則正しい食事、十分な睡眠、適度な運動などを行うことです。

 

小腸の修復を行うのに適した食材として、黒酢があります。黒酢は、短鎖脂肪酸を多く含むのですが、傷ついた小腸の腸壁の細胞は短鎖脂肪酸を栄養としているのです。黒酢を摂ることで、短期間で小腸の炎症を修復することが可能になります。

 

加えて、水溶性食物繊維(野菜、果物、海藻、豆類、イモ類など)を多くとることで、短期間で小腸の炎症を修復して、腸内環境を整えることが可能になります。

 

というのも、水溶性食物繊維は、腸内の善玉菌(乳酸、ビフィズス菌など)の栄養分(エサ)となって、善玉菌を元気にして、短鎖脂肪酸(酪酸、酢酸など)やビタミン類を作り出すからです。

 

黒酢を摂るなら

 

黒酢は、小腸の修復をしてくれると同時に、血液ドロドロ状態を血液サラサラにする成分も持っています。

→ 黒酢の血液サラサラ効果の詳細は、こちら

 

黒酢に含まれる『アルギニン』というアミノ酸が糖尿病、合併症を改善します。

→ 黒酢の糖尿病の改善効果の詳細は、こちら

 

このように黒酢は、カラダに良いものですが、そのままで飲むのも、割って飲みやすくするのも、料理にして摂るのも毎日続けるのは難しいです。なかなか、毎日継続することは出来ません。

 

酢が苦手な方でも黒酢として味わうことなく、良い成分だけを体に取り入れれば良いのです。しかも、黒酢よりももっと栄養素の濃い黒酢の『黒酢もろみ』から作られたサプリメントを活用するのが効果的です。

 効果的に黒酢を摂るには、こちら