中性脂肪もコレステロールも同じように脂肪の一種なのですが、違いがよくわかりません。同じようなものだと思っていました。中性脂肪とコレステロールの違いについてなので調べてみました。
脂質の種類
体中の血液中に存在する脂肪には、どのような種類があるの?
血液中に含まれる脂質の種類には、脂肪酸・中性脂肪・コレステロール・リン脂質の4つがあります。
主な役割としては、
・エネルギーに関わる、脂肪酸と中性脂肪 ・細胞膜の主成分となる、コレステロール・リン脂質 |
になります。
血液中の脂質について
【エネルギー】
●脂肪酸 体を動かすためのエネルギーとなる。すぐに使うエネルギー。
◆飽和脂肪酸◆ バター、ラード、牛脂・乳脂肪などの動物性脂質で、常温で固体。摂りすぎると中性脂肪やコレステロールを増加させてしまい、高脂血症や動脈硬化をまねく危険があるといわれているので注意が必要です
◆不飽和脂肪酸◆ まぐろ、いわし、さんま、さばなどの魚類やオリーブ油、ゴマ油、シソ油、グレープシード油などの植物油に多く含まれている脂質で、常温で液体。血中の中性脂肪やコレステロール値を調節する働きがあるといわれているので摂取するのが良い。
●中性脂肪 脂肪酸が3つとグリセリンが結びついたもの(下図参照)。結合により脂肪酸の酸性が失われ中性になるため中性脂肪と呼ばれる。貯蔵しているエネルギーで、非常時に脂肪酸に変えてエネルギーとして使うことができる。
内臓にまとわりついている内蔵脂肪、皮膚の下の皮下脂肪、血液の中に溶け出している血中脂肪がある。
【細胞膜の主成分】(これらが無ければ細胞は崩れてしまう)
●コレステロール 細胞膜を作る成分、筋肉を作るホルモンの材料、栄養を吸収する胆汁酸の原材料、ビタミンDの原料でもある。
◆善玉コレステロール◆ 余分なコレステロールを回収し、動脈硬化を予防。
◆悪玉コレステロール◆ 体内にコレステロールを供給し、増加すると高血圧や動脈硬化の原因となります。
●リン脂質 細胞膜の主成分で、体内で脂肪が運搬・貯蔵される際にたんぱく質と結びつけて血液中を移動できるようにする。
中性脂肪とコレステロールの関係
血液中の中性脂肪が多くなってくると、HDL-コレステロール(善玉)を減らして、LDL-コレステロール(悪玉)が増えてしまうことが、わかってきました。
また、中性脂肪が増えすぎると悪玉コレステロールの中でも、粒が小さく比重が重い小型LDL-コレステロールが増加します。この小型LDL-コレステロールが増えると、悪玉コレステロールの中でもより強力に動脈硬化が進むため、超悪玉コレステロールと呼ばれます。
中性脂肪もコレステロールも増えるとダメ!
中性脂肪もコレステロールも血液中に増えすぎると、血液ドロドロになって体の健康を害します。血液中にコレステロールや中性脂肪といった脂質が過剰になると脂質異常症と呼ばれる病気の状態です。脂質異常症がさらに進むと、動脈硬化になって脳血管疾患(脳梗塞など)や、心臓病(心筋梗塞など)を引き起こしてしまいます。
健康診断などの血液検査の結果で、中性脂肪値やコレステロール値が高くなっていると、症状は出ていなくても早めの対応が必要です。