血栓ができやすい体質になっていませんか?血栓が血管につまってしまうと、そこから先は血液が届かなくなって血液の届かない臓器や細胞は壊れてしまいます。最悪は、心肺停止で死んでしまうことにもなりかねません。それほど、血栓が出来やすいというのは危険な状態なんです。早いうちに予防しておきましょう。
血栓が引き起こすエコノミークラス症候群
血液ドロドロだと血栓が出来やすくなります。血栓というとエコノミークラス症候群って言葉をあちこちで耳にしませんか。最近では、地震の被災地の方が家が壊れたために車で避難生活をしていて、エコノミークラス症候群になって死亡されたという話もあります。身近で起こる症状なんです。
しかも、健康だった人が同じ姿勢のままで座り続けて足を動かさないでいたために、短期間で死に至ってしまうんです。エコノミークラス症候群という名前なんですが、飛行機での移動の時ばかりで発生する訳ではないんです。
仕事で出張が多い人や、旅行好きな人、デスクワークで長時間仕事をする人にもエコノミークラス症候群は発症する可能性は大きいんです。
エコノミークラス症候群が起きる原因
長時間、同じ姿勢のままで座り続けて足を動かさないでいると、血液の流れが少なくなってしまい、足の静脈に血のかたまり(血栓)が出来やすくなります。(この症状を深部静脈血栓症と呼びます。)
そして血栓ができてしまうと、立ち上がったり、動いたりすることで、血液が流れだすと、血栓が血液と一緒に心臓に向けて送られます。一般的なエコノミークラス症候群は、この血栓が肺にある細い血管に詰まり呼吸が苦しくなったり、動悸・息切れがしたりする病気です。(この病気を肺塞栓症と呼びます。)
血栓は、肺の周りの血管だけでなく、心臓の周りの血管であれば、心筋梗塞や狭心症、脳の周りであれば、脳梗塞や脳出血といった病気を発症する可能性もあるのです。
水分をあまり摂らなかったり、汗をかきやすい環境や、血液がドロドロして粘性が高いような場合には、さらに血栓ができやすくなるということです。
もちろん、長時間動かないで座ったままの姿勢をしないように注意する必要はありますが、仕事である程度の時間は、じっと座っていなければならないこと等は普通にあります。血液サラサラであれば、血栓も出来にくのですが、血液ドロドロの状態で座ったままの状態になると、そんなに長時間でなくても血栓ができる可能性は高まるのです。
血液ドロドロじゃないですか?
デスクワークのお仕事の方や、海外旅行が好きだったり、映画鑑賞が好きな方などは、長時間同じ姿勢で座ったままの状態になることが多くあります。健康診断の血液検査の結果は大丈夫でしたでしょうか?血液がサラサラかドロドロかは、血液検査の結果でわかりますよ。
→ 血液検査の結果で血液サラサラかドロドロか知りたい方は、こちら
血液ドロドロになると、エコノミークラス症候群になりやすくなるのですが、それ以外にも様々な症状が出てきたり、危ない病気にもなりやすくなります。
血液ドロドロが気になる方は、こちらを参照ください。