脂質異常症(高脂血症)は、まさしく、血液ドロドロで恐ろしい病気になる一歩手前の状態です。
早く血液サラサラになって、心筋梗塞や脳卒中を予防しましょう。
●脂質異常症とは、どんなもの?
脂質異常症は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が必要量以上に増えてしまって、血管の壁にコレステロールや血栓がくっついて、血管の内腔が狭くなり、血液の流れが悪くなって、血液ドロドロの状態になってしまう病気のことを言います。
以前は、高脂血症と呼ばれていました。
血液の流れが悪くなって、血液どろどろになると、血行が悪くなったり、血液が行かなくなることで、動脈硬化を起こしやすくなり、心臓付近の動脈硬化である心筋梗塞や、脳の動脈硬化である脳卒中などになりやすくなります。
脂質異常症には、自覚症状はほとんど無いので、気づくのが遅くなり、突然に脳卒中や心筋梗塞などで倒れるというケースが多いです。
●脂質異常症は、数値的にはどうなの?
脂質異常症の診断基準は、空腹時の血液中の脂質が 次の3つのうち1つでも当てはまると、脂質異常症と診断されます。
①高LDLコレステロール血症 LDL(悪玉)コレステロールが、140mg/dL 以上
②低HDLコレステロール血症 HDL(善玉)コレステロールが、 40mg/dL 未満
③高トリグリセライド血症 トリグリセライド(中性脂肪)が、150mg/dL 以上
「高コレステロール血症」とは、①のLDL(悪玉)コレステロールが140mg/dL以上の状態です。
「高脂血症」とは、①の高コレステロール血症、もしくは③のトリグリセライドが150mg/dL以上(高トリグリセライド血症)のいずれか、または両方である状態です。
このように、「高コレステロール血症」や「高脂血症」をまとめて「脂質異常症」と呼ばれるようになりました。(2007年以降)
●食べるものを見直しましょう!
脂質異常症の原因としては、遺伝的要因によるものもありますが、ほとんどが生活習慣の乱れと言われる食べすぎ(動物性動物性脂肪の多い肉類や、コレステロールを多くふくむ食品の摂り過ぎによるカロリー過多)や、お酒の飲み過ぎ、運動不足、タバコなどが、一番の原因です。
まずは、食生活の改善を行ない、あわせて、血液さらさらにするサプリメントを活用することで、早期に改善しましょう。
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