顔色や爪の色は、その表面の下を流れる血液の色が透けて見えているので、その色によって血液の状態を知ることができるのです。
顔色や爪の色が紫や黒っぽい時は?
顔色や爪の色は、そこを流れる血液の色を反映していて、酸素をたくさん含む血液は鮮やかな(きれいな)赤色ですが、酸素が少ない血液は、やや黒みがかった赤色(紫色)となり、そのような状態を『チアノーゼ』と呼びます。
体が急に寒くなると、血管が細くなって血液の流れが悪くなり、顔色や唇の色、爪の色が紫っぽくなることがありますが、体が温まってくるにつれて、肌色やピンク色に戻ってきます。
しかし、常に紫っぽい状態であると、酸素が十分に含んでいないか、血液の流れがいつも悪いということになります。心不全などの心臓の病気で、うまく血液を全身に送り出すことができない場合や血管が何らかの原因で細くなったり、詰まったりすることによって血液の流れが悪くなる場合が考えられます。
顔色や爪の色の異常は、体内環境の乱れや機能低下を意味します。
足の爪にだけ認められる時には、糖尿病や閉塞性動脈硬化症の疑いがあります。
血液ドロドロになるので注意!
酸素を十分に含んでいない(血液中の酸素濃度が低い)と、赤血球を増やすことにつながります。
赤血球の中のヘモグロビンは酸素を運搬する役割があり、赤血球を増やすことでより多くの酸素を運ぶことができるので、酸素不足を解消するために赤血球が増えることになります。
赤血球は粘性が高いので、血液中の赤血球が増えすぎると、その粘性のために血液がドロドロになってしまいます。
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