血液ドロドロだと、エコノミークラス症候群を起こしやすくなります。血液サラサラにして、予防しましょう。
●日常的にもエコノミークラス症候群は、発生する可能性あり
エコノミークラス症候群、別名は、旅行者血栓症とも深部静脈血栓症/肺塞栓症とも言われていますが、これらは、飛行機に乗る場合にだけ起こる訳ではありません。
確かに、航空機内などは、乾燥していたり、高い所を飛んでいるので低い気圧になることによって体内の水分が蒸散しやすくなるので、血液の粘度が上昇してしまう環境となります。
しかし、エコノミークラス症候群は、状況がそろえば、移動中の乗り物(飛行機や列車や車など)の中だけではなく、デスクワーク、会議、コンサート・劇場・映画館などの鑑賞においても起きうると考えられます。
●エコノミークラス症候群の原因・症状とは?
長時間、同じような姿勢で座り続けることにより、足が圧迫され続けることによって、血流の障害が起きて静脈内に血液がたまってしまうと血栓ができるようになります。(深部静脈血栓症と呼ばれます。)
そして血栓ができてしまうと、立ち上がったり、動いたりすることで、血液が流れだして、その血栓が肺にある細い血管に詰まり呼吸が苦しくなったり、動悸・息切れがしたりします。(肺塞栓症と呼ばれます。)
この深部静脈血栓症から肺塞栓症までの一連の症状のことを旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)と呼んでいるのです。
●血液ドロドロは、エコノミークラス症候群になりやすい
通常の人でさえも、空調の効いた乾燥しやすい環境の中で、じっと同じ姿勢で固まって座っていることで、血栓ができるのですから、血液ドロドロの人であれば、血液の粘性が元々から高いので、発症する可能性はグッと引き上げられるのは、容易に想像できます。
血液ドロドロの人は、長時間の移動時はもちろんのこと、会社のオフィスや映画館などでも、足をじっとしたまま長時間座る場合には、時々意識して足を動かすなどの対策が必要であることを注意するようにして下さい。
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