今や、日本人の4人に1人がその患者であり、まさに国民病とも言える花粉症。そんな多くの人が悩む花粉症の対策にDHA・EPAが有効であるとして注目されています。
ここでは、なぜDHA・EPAが花粉症やアレルギーの対策に有効なのかについて解説します。
●脂質が花粉症の原因?
花粉症が引き起こされる原因は、遺伝や生活習慣・環境など様々ですが、摂取する脂質のバランスが崩れていることも要因の一つだとされています。特に、摂取する機会が多い紅花油やコーン油、サラダ油などのリノール酸を含む油の摂り過ぎは、花粉症・喘息・アトピーを含むアレルギー性疾患を引き起こしてしまいますので、注意しなければいけません。
●脂肪酸の摂取のバランスがアレルギーに影響する
様々な脂質の中でも、そのバランスが問題となるのが『必須脂肪酸』で、次の2種類があります。
【オメガ3系脂肪酸】・・・亜麻仁油、エゴマ油など DHAやEPAなどを含む
【オメガ6系脂肪酸】・・・紅花油、コーン油、サラダ油など リノール酸やアラキドン酸などを含む
このうち、オメガ3系脂肪酸からは炎症やアレルギーを抑制する物質が作られ、オメガ6系脂肪酸からは免疫反応を激しくする物質が作られます。
このオメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸の理想的な摂取バランスは1対4とされています。しかし、食が欧米化した現代では、肉や加工食品、スナック菓子などに多く含まれるオメガ6系脂肪酸の過剰摂取が指摘されており、魚や海藻に多く含まれるオメガ3系脂肪酸は不足しているとされます。
免疫反応を激しくする働きを持つオメガ6系脂肪酸の量が増え、アレルギー抑制の働きを持つオメガ3系脂肪酸が不足することで、アレルギーが引き起こされやすくなるのです。
●脂肪酸のバランスに気を付けよう
オメガ6系脂肪酸の摂り過ぎは、アレルギーだけでなく虚血性心疾患のリスク増加も指摘されており、私たちは脂肪を減らすことと同時に、脂肪酸のバランスにも注意しなければなりません。
乱れたバランスを整える根本的な解決方法は、オメガ6系脂肪酸の摂取を減らすことですが、これらが多く含まれる加工食品やファストフードを全く摂らない食生活というのは現実的ではありません。
その場合は、オメガ3系脂肪酸を多く含む青魚や亜麻仁油、エゴマ油などを意識して摂取するようにしましょう。オメガ6系脂肪酸の摂取をできるだけ減らし、その分だけオメガ3系脂肪酸を増やすことで、適正なバランスが保たれるよう注意することが大切です。
さすがに、ほぼ毎日魚を食べるのは難しいと言う方は、無理せずサプリメントを併用することでDHAやEPAが不足してしまうのを防ぎましょう。
DHA・EPAは酸化しやすいという意見がありますが、DHAサプリの『きなり』には、成分を酸化しにくくする『クリルオイル』が含まれており体内に効率的に確実に栄養分を届ける事ができます。
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抗アレルギー薬の多くは、副作用が問題視されることも多く、使用するには注意が必要です。
アレルギーに悩む人は是非、薬だけでなく、摂取する油を意識的に変えることで体質改善を目指してみて下さい。
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