野菜を食べて血液サラサラになろう!

血液サラサラになるためには、ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜をたくさん食べるのが効果的です。中でも、緑黄色野菜には血液サラサラになる成分が豊富に含まれています。

緑黄色野菜

酸化を防ぐことが大事

酸素によって酸化すると、私たちの体内の細胞、たんぱく質、DNAや酵素までも変質してしまいます。これは、りんごの皮をむいてそのままで放置すると酸化して茶色く変質するのと同じことです。

 

活性酸素というものが私たちのカラダを酸化させています。活性酸素を発生させる原因は、呼吸や紫外線、大気汚染、化学物質、電磁波、農薬などや偏った食生活・生活習慣によって引き起こされています。

 

活性酸素とは

体内で代謝が行われる過程で必ず発生するのが『活性酸素』で、呼吸によって体内に摂り込まれる酸素の約2%程が活性酸素になると言われています。酸化力を持っているので、体内に入ってしまった細菌やウィルスを撃退するなど、健康維持のために重要な役割を果たしています。

 

しかしその一方で、活性酸素が過剰に発生・蓄積されるようになると、その強い酸化力のために、周りにある正常な細胞や遺伝子まで酸化させてしまい、異常細胞を生む原因となってしまいます。本来は体を守るはずの活性酸素が、老化やガン、生活習慣病などの原因の一つになってしまうのです。

 

活性酸素と血液の関係性

食の欧米化(日本人が動物性脂肪を多く含む肉類を多く食べるようになった)によって、現代人の食生活はコレステロールが過剰気味です。活性酸素はこの脂が大好きなので、血液中に溢れ出した悪玉コレステロールは格好の餌食となり、酸化してより凶悪な酸化悪玉コレステロールにさせられます。

 

この酸化悪玉コレステロールは、ある程度までは血管内の清掃係である『マクロファージ』が片付けてくれますが、ついには消化しきれなくなって死滅します。すると、その死骸が血管内にたまって血管壁を狭くし、やがては血液を詰まらせて破裂します。これが心臓においては心筋梗塞や狭心症、脳においては脳梗塞や脳出血を引き起こす原因となります。

 

毎日摂りたい緑黄色野菜

血管を守り、血液の正常な流れを確保するためには、増え過ぎた活性酸素の影響を排除することが必要になります。そこで活躍するのが抗酸化成分で、代表的なものとしては、体の中で作られる酵素、食物から摂取するβ-カロテンやリコピン、ビタミンCやE、ポリフェノールなどがあります。

 

これらの抗酸化成分は、野菜に多く含まれています。これは、野菜は常に日光にさらされ、紫外線を浴びているため、抗酸化成分を自ら作り出すことで、紫外線の影響で発生する活性酸素の害から身を守っているからだとされています。野菜の抗酸化成分の正体は、ビタミンや色素、アクなどで、緑黄色野菜など色の濃い野菜に多く含まれます。

 

また、実の中心部分より、皮や皮に近い部分にたくさん含まれています。抗酸化成分の多い緑黄色野菜には、ほうれん草などの青菜類、トマト、ピーマン、ブロッコリー、人参、かぼちゃ、グリーンアスパラガス、茄子などがあります。

 

野菜の賢い食べ方のポイント

抗酸化成分を豊富に含む野菜は、生で食べるのも手軽で美味しいですが、それだけでは、せっかくの栄養素を逃していることもあります。より効率的に野菜の栄養を摂るためには、それぞれの野菜の特徴や摂りたい成分によって、食べ方を工夫することも大切です。

 

加熱することで吸収力をUP!

トマトや人参などの緑黄色野菜は、生で食べるより加熱した方が栄養は吸収されやすくなります。トマトの『リコピン』や人参の『β-カロテン』などは、比較的熱に強く、脂に溶けやすい特性があるので、緑黄色野菜は油で炒めて調理することによって効果が期待できます。

 

加熱することでポリフェノールを守る

切った時に変色しやすい山芋やナス、ゴボウ、レタスなどは、空気に触れることでポリフェノールが酸化してしまいますが、加熱することでポリフェノールを酸化させる酵素の働きを抑えることができます。これらの野菜は、切ったらすぐに加熱調理して食べることで効果は大きくなります。

 

潰すことで吸収力UP!

一般的な野菜は、潰すことでも栄養素が吸収されやすくなります。ビタミン・ミネラル・たんぱく質などの栄養は細胞壁という固い膜に包まれていますが、歯で噛んだ程度では吸収できない場合もあります。そこで、ミキサーなどですり潰すことで細胞壁を壊し、栄養素を摂り出しやすくするのです。

 

細胞壁は加熱によっても壊れますが、忙しい朝などは野菜ジュースにするのもおススメです。ただし、潰すことで酸化の速度は速くなり、時間の経過とともにビタミンやポリフェノールが減ってしまうので、作ったらすぐに飲むようにして下さい。

 

野菜だけでは無理(サプリメントの活用)

例えば、ガン予防のために野菜から抗酸化成分を摂ろうとすると、最も必要量が少ないβ-カロテンでも、毎日ほうれん草2束は食べなくてはいけません。しかし、これを食品だけに頼っていたのでは、到底続けることはできないでしょうし、特にビタミンCやEに至っては、必要量を摂るのはほぼ不可能と言わざるを得ません。そこでおススメなのは、野菜ジュースやサプリメントの併用です。

 

私が愛用しているのは『三黒の美酢』(さんごくのみず)というサプリです。
このサプリには、優れた抗酸化作用がある『S-アリルシステイン』や『ポリフェノール』を豊富に含む『黒にんにく』、また、同じように高い抗酸化作用を持つ『メラノイジン』を含む『黒酢』を配合した最強のサプリメントと言えます。

 

食品から得ることができる抗酸化成分は、貯めておくことができません。一度の食事でたくさん摂ったとしても、過剰分は数時間で排泄されてしまうのです。抗酸化成分は、1日3度の食事で欠かさず摂るようにしましょう。

 

また、1種類の野菜を食べるより、数種類を組み合わせて食べると、様々な成分を一緒に摂ることができるので効果は倍増します。いろいろな色の野菜料理を、毎食欠かさずに食べることが必要です。サプリも毎日手軽に摂れるものを食事と併用しましょう。

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