脳梗塞は必ずと言って良いくらい再発する病気です。
脳梗塞は再発する病気
脳梗塞は、知らないうちにかかっている場合も少なくはなく、症状は無いものの、無症候性脳梗塞(隠れ脳梗塞)、微小脳梗塞などと言われる程度の軽い脳梗塞になっている場合があります。
一度、起こると脳梗塞は、確実に再発する病気と言われています。再発の確率は、1年以内が約10%、5年以内は約30%の人が再発する可能性があるようです。
初回は、軽い脳梗塞でほとんど症状も後遺症も無くても、適切な対応を取らないと、ほぼ確実に再発し、再発を繰り返すたびに症状はひどく、広範囲におよび重症化、最悪は死亡に至る可能性があるので、できるだけ早めに発見し、対処していく必要があります。
疑わしい症状は、すぐに病院へ
脳梗塞は、突然やって来ますが、少なからず、その前触れ・兆候は、あります。すぐに症状が改善されたからと言ってほっておかないで、しっかりと病院で検査を受けることが予防になります。
ろれつがうまく回らず、しゃべりにくいとか、体の半身がおかしい(半身の手足が動きにくいとか、半身の手足や顔面がしびれるなど)の症状が起こった時は、すぐに回復しても、脳梗塞が疑われるので、すぐに病院へ行って検査してもらって下さい。
視覚的症状(見えにくい、視野が欠けて見える、めまいがする)がある場合も、注意して下さい。
一過性脳虚血発作は脳梗塞の前ぶれ
一過性脳虚血発作【TIA】(Transient[一過性の]Ischemic[血流が乏しくなる]Attack[発作]の英語の略称)と呼ばれ、脳梗塞の本格的な大きな発作を起こす前に、その前ぶれとして、短時間ですが手足がしびれたり、力が抜けてしまうような症状があり、すぐに回復する発作のことです。
一過性脳虚血発作は、ほとんどが1時間以内に回復し、短いものでは数分から10数分、長くても24時間以内に回復するので、その後しばらくは症状が現れないので、そのままほったらかしにされる場合が多く見られます。
一過性脳虚血発作を起こした後、1年以内に、かなりの高確率で脳梗塞の本格的な発作を起こすことが、調査によりわかっています。
ですので、前述した疑わしい症状が出た場合は、すぐに精密検査を受けて処置を行っておく必要があります。常に、前ぶれではないかと疑うことが大切です。
血液ドロドロになっていませんか?
脳梗塞は、血液ドロドロが関係していると考えられます。血液ドロドロの原因のほとんどが生活習慣の乱れと言われる食べすぎ(動物性動物性脂肪の多い肉類や、コレステロールを多く含む食品の摂り過ぎによるカロリー過多)や、お酒の飲み過ぎ、運動不足、タバコなどが、一番の原因です。
脳梗塞が気になる場合は、血液の状態がドロドロになっていないか、血管年齢は大丈夫かということを早急に調べてみるのが良いかもしれません。
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