血管年齢検査をして、自分の血液ドロドロの程度を知り、動脈硬化を予防しましょう。動脈硬化症の検査は簡単で、場所(病院)も全国にあり、費用(料金)もそんなに高くありません。手軽に血管年齢を測定することが可能です。あなたの血管年齢は、大丈夫ですか?
動脈のかたさを調べる
動脈のかたさを測定するのが「CAVI(キャビィ)」と呼ばれ、PWV検査(脈波伝播速度)の一つです。心臓から流れでた血液の拍動(脈波)が動脈を通じて手首や足首にまで届く速度を調べることで、動脈の固さがわかります。動脈壁が厚くなったり、硬くなったりしていると、動脈壁の弾力性がなくなり、脈波が伝わる速度が速くなります。
動脈の詰まり具合を調べる
ABI(上腕と足首の血圧比)
上腕と足首の血圧の比を測定することで、血管の詰まり具合を調べます。通常、寝た状態で、上腕と足首の血圧を比べると、足首の血圧が、上腕の血圧より高くなりますが、足の動脈が脂質などで詰まっていると、血行が悪くなるため、詰まっているところから足首にかけての末梢の血圧が低下します。
ABI=(足首の最高血圧)÷(上腕の最高血圧) となりますので、ABIが小さいと血管が詰まっている可能性があります。また、あまりABIが大きい場合も、上腕の最高血圧が低すぎることになり、動脈に石灰沈着の疑いがあります。
血管年齢とは?
血管年齢は、血管の老化の状態を示す数値で、血管年齢が高いと動脈硬化が進行していて、血管年齢が低いと動脈硬化がそれほど進行していないことです。
動脈硬化の進行状況を見るために、動脈のかたさや、動脈の詰まり具合を測定して、動脈硬化により血管内の血液の流れが悪くなっている状況から、血管年齢を割り出します。
血管年齢は、同じ性別、同年齢の健康な方の動脈のかたさの値「CAVI」平均値と比べることで、調べることが出来ます。動脈硬化症が進んでいるほど、「CAVI」の値は高く、9.0を超えると約半数が脳か心臓に動脈硬化症を発症しているという研究結果もあります。(「CAVI」が9.0未満であっても「血管年齢」の高い方は動脈硬化症の進行が早いと考えられます。)
検査内容は?
検査はとても簡単で、血圧を測るのと同じくらい気軽に受けられます。ベッドに横になって心電図を検査する時のようなイメージです。両手・両足首に4箇所の血圧を同時に測定するだけなので、ほとんど痛みはありません。
実際の測定にかかる時間はわずか5分程度です。腕と膝下が出せる衣服であれば、着替えることなく検査が受けられます。
費用(料金・金額)は?
検査を受ける医療機関により様々ですが、大体2,000円から3,000円程度で受けることができます。
検査することの出来る場所(病院)は?
全国の色々な医療機関で検査することが、可能です。
簡便検査(加速度脈波計)
測定機器に人差し指を入れて測定し、約20秒で結果がわかる簡単な検査が、加速度脈波計と呼ばれるものです。
加速度脈波計は、指先の脈拍を測定して心臓から末端の血管までの血液の流れるスピードを算出します。それによって、末端の血管の年齢を調べることができます。
加速度脈波計は、指先の細い血管の脈を調べるので、緊張により脈拍が乱れると測定値に誤差が出やすくなります。運動の直後や、前日の飲酒によっても誤差は出やすくなるようです。
簡便な方法ではありますが、参考程度にして
自宅で測定
病院まで行って測定するまではしたくないという方には、自宅での血圧計を使用して、おおよその血管年齢を知ることが可能です。
【 平均血圧 】
平均血圧 = 最低血圧 + (最高血圧 - 最低血圧)÷3
【 脈圧 】
脈圧 = 最高血圧 - 最低血圧
例 最高血圧・・・上(収縮期)の血圧 125 mmHg
最低血圧・・・下(拡張期)の血圧 80 mmHg
の場合は、平均血圧 95 mmHg 脈圧 45mmHg となります。
平均血圧は、90 mmHg以上から要注意となります。・・・細い血管の動脈硬化の危険性
脈圧は、60 mmHg以上から要注意となります。・・・太い血管の動脈硬化の危険性
血管年齢を若返らせるには
生活の改善をすることで血管年齢を若返らせることが出来ると分かっています。
血液がドロドロで心配なら血液サラサラにする食べ物を摂ることで、改善することが可能です。
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