血液中に尿酸が増えすぎること(血清尿酸値が高い)と、関節などが痛くなる『痛風』と呼ばれる病気になり、糖尿病や高血圧症、高脂血症などを合併することで心筋梗塞や狭心症にまで進行してしまうこともありますので、早めの治療が重要です。
●尿酸値が高い原因
そもそも尿酸値が高くなる原因は、異常に尿素が多く作られるか(60%)、尿素を排出する機能が弱くなっているか(10%)、その両方になっているか(30%)の3パターンあります。
主に、食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足などによる太り過ぎが原因であり、肥満になると、中性脂肪がたくさん尿酸を作り出すため尿酸値が高くなります。
また、高血圧症や糖尿病などにより腎臓機能が低下すると、尿素を排出しにくくなり、尿酸値が高くなります。
なお、女性の場合は、女性ホルモンが尿酸の排泄を促しているのですが、閉経すると尿酸の排泄が弱くなり、尿酸値が高くなる原因は、ここにあります。
●尿酸値が高くなる食べ物
尿酸値は、プリン体を多く含む食事をすることで、高くなりやすくなります。
プリン体を多く含む食品としては、肉類(特に肉の内蔵のレバー類)、魚類(特に魚の内蔵の白子など)、一部の魚介類(エビ、イワシ、カツオ等)や、干し椎茸などがあります。
プリン体の多く含まれる食事としては、プリン体は水に溶けやすいため、鍋物などには煮込んだ具材に含まれるプリン体が多く溶け出しており、残った煮汁でつくる雑炊や、肉や豚骨、鶏ガラ煮干しを煮出して作ったラーメン・うどんのスープには、プリン体が非常に多く含まれるので注意しましょう。
プリン体を含まない食べ物でも控えるものがあります。それは砂糖や甘いソフトドリンク類などに含まれる『果糖』です。
果糖にはプリン体そのものは含まれていませんが、体内で果糖を分解する過程で、プリン体を作ってしまうのです。
また、プリン体の多いビール以外のアルコールなら飲んでも大丈夫と思ってしまいがちなのですが、プリン体含量の少ないアルコール飲料でも、果糖と同様にアルコールの分解時にプリン体を大量に作ってしまうので、飲み過ぎには注意が必要です。
●改善するには
食生活の改善として、プリン体を多く摂らないことですが、尿酸を作ることを促進する中性脂肪を減らしていく必要もあります。
尿酸値が高い段階で、血液もドロドロの状態である可能性が高く、病状が進行して、最悪の心筋梗塞や狭心症にまで発展することのないように、血液サラサラになるように食事や運動、補助的にサプリメントの活用もしながら対応していく必要があります。
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