健康診断のldlコレステロール(悪玉)が高いけど大丈夫?

健康診断の結果で悪玉コレステロール(ldlコレステロール)が高いと言われたことはありませんか?
悪玉コレステロールが高いままでほっておくと、動脈硬化の原因になります。

肥満 女の子

そして、動脈硬化は、血管が固くもろくなり、もろくなった部分が崩れて、血管の内側を狭くしたり、詰まらせることで、血液の流れが悪くなったり、行かなくなったりして、各臓器や細胞に酸素や栄養素が十分に行き渡らず、最悪は、細胞を死滅させることになります。

 

動脈硬化が、心臓で起こると、心不全狭心症心筋梗塞になり、脳で起こると、脳出血クモ膜下出血脳梗塞になり、その他には、高血圧、腎硬化症など多くの病気を引き起こしてしまいます。

 

血液ドロドロ状態と言えます。なので、早めに悪玉コレステロール(ldlコレステロール)の数値を下げて血液サラサラにする必要があります。

 

悪玉コレステロール値が高くなる原因

まず、LDL(悪玉)コレステロール値が高くなる原因については、大きく以下の3つだと言えます。

① 遺伝によるもの

② 病気によるもの

③ 食生活や生活習慣によるもの

あなたに該当するのはどれなのか、一つ一つ詳細を見ていってみましょう。

 

① 遺伝によるもの

『家族性高コレステロール血症』と呼ばれ、親からLDLコレステロール値が高くなる体質を受け継ぐ場合があります。
LDLコレステロール値が高くなりやすい遺伝子を両親もしくは父親・母親のどちらかから受け継いで発症してしまう病気で、体質的にLDLの処理機能に異常があるせいで起こります。

 

子供の頃(若い頃)からLDLコレステロール値が高いという人は、親がLDLコレステロール値が高いかどうか確認してみると良いですよ。

 

② 病気によるもの

病気によってLDLコレステロール値が上がることがあります。

特に以下の病気が代表的です。

糖尿病
インスリンが正常に働かなくなり、脂質の代謝が悪くなる病気。
脂質の代謝ができないので中性脂肪が増えて、必然的にLDLコレステロールも増加させてしまうのです。
糖尿病になると脂質異常症(血液中の総コレステロール値が基準よりも高くなる病気)になる確率は高いです。

 

甲状腺機能低下症
甲状腺機能が低下し、甲状腺ホルモンの分泌が減ってしまう病気。
甲状腺ホルモンは、胆汁中へのコレステロールを排泄する働きがあるので、甲状腺機能低下症により甲状腺ホルモンが減るとコレステロールが排泄されずに残ってしまいます。

 

ネフローゼ症候群
血液中のたんぱく質が尿で大量に排泄されてしまう腎臓の病気。
血液中のタンパク質の不足に伴い肝臓でタンパク質(アルブミン)の生成が活発に行われる。その時、たんぱく質と同時にコレステロールも生成されるため、血液中のコレステロール値が上昇する。

 

③ 食生活や生活習慣によるもの

食べすぎ

実際に、コレステロールは、食べ物からは20~30%程度摂取して、残りの70~80%は、体内で合成されて作られるものです。食べ物からのコレステロールが多い場合は、体内で合成されるコレステロールは少なくなるように調整されます。

 

しかし、コレステロールの多い食事でも少ない食事でも、消費する以上に食べ過ぎると、食べ過ぎた分はエネルギーとして使い切ることができないので、余った分は体内でコレステロールとして蓄積されます。

結果として、LDLコレステロール値が上がってしまいます。

 

肥満

肥満体型の人は中性脂肪がたまってしまいます。中性脂肪が増加すると善玉コレステロール(HDL)が減り、悪玉コレステロール(LDL)が増えることが分かっています。

 

さらに糖尿病であったりすると、インスリンの働きが悪くなることで、中性脂肪がさらに増加するという悪循環を招き、結果としてHDLコレステロール(善玉)を減らしてLDLコレステロール(悪玉)を増やすことにつながります。

 

お酒(アルコール)の飲み過ぎ

適量のお酒は、血液の循環をよくし、ストレス解消効果もあり、HDLコレステロール(善玉)を増やし、LDLコレステロール(悪玉)を減します。しかし、アルコールをとりすぎると、中性脂肪が増えHDLコレステロール(善玉)を減らしてLDLコレステロール(悪玉)を増やすことになります。

 

さらに、お酒のつまみとして、高カロリーな揚げ物や肉類を一緒に食べると、これまた中性脂肪やLDLコレステロール(悪玉)を増やすことになります。

 

タバコ

タバコに含まれるニコチンが、中性脂肪の合成を促進させ、LDLコレステロールを増やし、HDLコレステロールを減らします。

 

ストレス

強いストレスを感じると、ストレスから身を守るために、抗ストレスホルモンである副腎皮質ホルモンの分泌を活発にします。この副腎皮質ホルモンは、コレステロールを原料として作るので、ストレスを頻繁に受けていると、常に副腎皮質ホルモンを作ろうとして血液中のLDLコレステロールを増やします。

 

運動不足

運動不足により、“中性脂肪”が増加し、善玉コレステロールが減少、悪玉コレステロールが増加してしまいます。

 

★あなたはどのパターン?

あなたの悪玉コレステロール(ldlコレステロール)の高い原因は、どれに当てはまりましたか?

食生活や生活習慣によるものであれば、食べるものや生活習慣を改善することで悪玉コレステロール値を下げて、血液さらさらにすることが可能です。

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